土曜日, 7月 16, 2016

理系でフリーランスだなんて、もったいない!!サラリーマンエンジニアという生き方。

雇われエンジニア8年目の社畜の独り言ではございますが
まぁ割と中堅のような立場になってきたこともあり、
いよいよ仕事が楽しくなってきました。

最初はどうすれば楽しい仕事ができるのかよく理解していなくて
くそつまらない時期もありました。
辛い時期もありました。体調崩して休職すらしたことがあります。

とはいえ、8年目ともなるといろいろ学んだこともあり
どうすれば仕事が楽しくなるか!?
という、コツが、なんとなくわかってきました。

これはスペシャリストになりたいあなたへ贈る記事であります。
ゼネラリスト志向の人向けでは、ありません。

僕の主張は簡潔です。
エンジニアとしてスペシャリストになりたいのであれば
大企業のサラリーマンエンジニアこそが至高!!
以上です。

フリーランスはやったことないですけど
さぞや大変だと思います。

なぜか。
雑務から何から全部やらざるをえないからです。

フリーランスになると経営にまで踏み込まざるをえないです。
キャッシュフローを破綻させないよう、慎重な金回しが必要になります。
そんな中で技術的に集中するなんて、おおよそ不可能な話です。
おそらくはキャッシュフローを維持するのが精一杯で
長期的視野に基づいた仕事なんて捗らないでしょう。

ゼネラリストにならざるをえないのが、フリーランス。
スペシャリストには、絶対になれません。

他方、サラリーマンエンジニアだと、どうでしょう。

大企業にいればやりたい放題です。
目先の日銭なんて頭の片隅に置いといて、
数年後、10年後を視野に入れた、投資的な仕事ができます。
日々の業務の中に勉強をねじ込むことだってできます。
(会社が潰れない限り。。。)

やりたい仕事ができないからフリーランスになろう
という判断は大きな間違いだと、僕は確信しています。

まともな大企業ならやりたいことはやりたい放題です。
もし仮にやりたい放題じゃないと思うのであれば、
それはその人の交渉力欠如です。根回しとプレゼンが下手なだけ。
要するにサラリーマンとしてのスキルが足りていないのです。

やりたい仕事は、創れる。
これが社会人を8年やって理解したことです。

ちゃんと企画書作って予算引っ張ってきて、ちゃんと根回しができる人は
分業が進んでいる大企業なら、やりたいことが選択的に、ちゃんとできる。
分業・選択と集中こそが大企業の特権です。それを生かさない手はありません。

この程度の根回しや交渉ができない程度の人材は
エンジニアとして独立するのは大変危険なのです。

やりたい仕事は勝ち取る。
これは僕がいつも仕事しながらフォーカスしていることです。
とにかくやりたいことに関してはきっちり結果を出す。
やりたいことを会社の利益にどう絡めてアウトプットを出すかを考え抜く。
最終的に儲かるんであれば、会社は文句言いません。
会社の体力が続く間にマネタイズできる展望さえあれば。。。
でも、それを周囲にちゃんと説明できることが大事
それさえできれば長期的視野に基づいた仕事ができるようになります。
営利企業で働く限り、マネタイズのことだけは絶対忘れちゃいけません。
ですが大企業であればあるほどマネタイズを先送りすることが可能になるわけです。
要するに大胆なことができます。リスクを取れるんです。
経営危機にでもならない限りどうせクビにはならないんだから
技術的にはリスク取りたい放題でハイリターン狙えるわけです。
なぜなら大企業ならテクノロジーポートフォリオが組まれているからです。
規模が小さいとポートフォリオも組めないので技術でリスクテイクができない。
だからフリーランスになったらさぞやつまらないだろうなと思います。

ポイントはもう一つあります。
目の前の仕事に忙殺されないことです。
ちゃんと業務中の時間は自己管理して、
長期的視野に基づいた投資的な仕事を、
1日1時間でもいいからなんとかして確保するのです。
じゃないとエンジニアとして伸びない。やりたい仕事にたどり着けない。
この程度の時間管理ができないようであれば、
やはりエンジニアとして独立するのは危険だといえるでしょう。

やりたい仕事、楽しい仕事をやりたい。
特定分野のプロフェッショナルになりたい。
であれば、独立して雑務に忙殺されるより、
大企業に所属してプレゼンスキルと交渉力、周囲を巻き込む力を磨いたほうが
結果的に圧倒的に近道なのです。

ゼネラリスト志向の人は、逆にフリーランスを目指すべきでしょう。
なんでもやれてやり甲斐あると思いますよ。
なんでも屋にやり甲斐を見出せるのであれば。。。
ところでエンジニアのあなたは本当になんでも屋になりたいんですか?

僕はスペシャリストになりたかった。
何年もなれなかった。
でもやっとコツが分かってきた。
立ち回り方が、分かってきた。
ポイントは周囲を動かす力。
プレゼン能力とドキュメント作成能力だ。
スペシャリストを目指すのであれば、
否応無しに説明責任が付きまとうのです。
結局その場合一番重要なのは仕事上のコミュ力だ。
そう気付いてしまったのです。
コミュ力はゼネラリストのスキルと思われがちかもしれません
違うのです。
むしろスペシャリストこそコミュ力が問われる、
ということです。

まとめます。


  • エンジニアは自分がゼネラリストを目指しているのかスペシャリストになりたいのか、しっかり自問自答しよう。
  • ゼネラリスト志向なら、フリーランスはあり。
  • スペシャリストこそ、究極のコミュ力が問われる。
  • スペシャリスト志望なら分業せざるをえないので大企業しか選択肢がない
  • 長期的視野で仕事したいなら体力のある大企業しか選択肢がない
  • 技術的に大胆にリスクテイクしたいなら、やっぱり大企業しか選択肢はない。
  • 技術的にやりたいことに集中したいなら大企業がはるかに楽
  • 大企業でやりたいことを勝ち取る程度のコミュ力(企画力、プレゼン力、交渉力)がない状態で、安易にフリーランスを目指すのは危険
  • 仕事は勝ち取るもの。与えられるものではない。

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